松山湿原
道北の秘境とも呼ばれる「松山湿原」は、滝や冷水の入り口と同じゲートを通り進んでいきます。入山口にある駐車場に車をとめて、その先は歩いて登山。時おり熊が出没するような鬱蒼とした山奥です。単独だと、ちょっとした緊張感が。軽いトレッキングのような登山道を片道約1km行くと山頂に到着。広々とした湿原には木道の散策路が整備され、独特の貴重な植生を見ることができます。6月下旬から10月中旬と言った短い期間にしか登ることができない最北の高層湿原。ワタスゲが一面に咲く初夏は、とても幻想的な空間に。
十六滝
「仁宇布の冷水・十六滝」とは、仁宇布地域に点在している16ヶ所の滝のことで、それぞれに個性的な表情があります。
雨霧の滝、女神の滝、深緑の滝、激流の滝、高広の滝は、車で行くことも可能で、間近で見る滝は大迫力!
美深のマイナスイオンを体内にたっぷり取り入れれば、心も体もリフレッシュ!
松山農場
昭和55年に肉牛牧場として出発し、昭和62年に羊牧場と、ジャガイモ生産農場に転換し、現在、羊300頭、じゃがいも20ha の経営状況となっています。最近では、羊のミルクを使ったアイスクリーム・チーズ・ヨーグルトの製造も行っています。
また、ニウプバレー唯一の宿泊施設である農場民宿「ファームイン・トント」や、アイスクリームをはじめとする、松山農場で作られた製品を販売している「コイブ」という小さなお店もやっています。
静かでゆったりと時間が流れ、都会の喧噪を離れてゆっくりとしたい人にはぴったりの、「隠れ家」的なロケーション。ファームイントントで一泊されて乳搾りの体験をしてみてはいかがでしょうか。
トロッコ王国
GWから10 月後半まで、雪のない時期だけオープンしている「トロッコ王国」。ここはかつて日本一の赤字路線と呼ばれた美幸線の廃線を再利用した体験型の施設です。決して規模は大きくありませんが、本物の線路の上をトロッコで走ることができるスポットとして有名。
小さなエンジンを積んだトロッコを自分で運転し、木立のトンネルや鉄橋などを楽しみながら往復10km の線路を走ります。その際には普通自動車の免許が必要。私は何度か乗っている中で、初夏の眩しいほどの鮮やかな景色が忘れられません。エゾシカやキツネなどが近くに現れることもあったり、大自然の中を、直に風を受けて進む爽快感はマニアでなくても体験してみる価値ありです。