村上春樹著「羊をめぐる冒険」について

 村上春樹の『羊をめぐる冒険』をご存知ですか。そこに登場する「十二滝町」。仁宇布には「十六滝」という観光スポットがあり、そのイメージが小説の内容にピッタリで、モデルになった町なのでは?と言われています。
 建物や周辺の風景などの接点についても細かく検証され、ファンの間ではブームのよう 。主人公がここ美深町仁宇布に羊を探しに来たと思わせる4つの根拠とは?


  1. 大規模稲作北限地
    ここ美深町は、米作北限地帯である。
  2. 札幌から260km
    札幌から仁宇布までは、260km
  3. 日本で第3の赤字路線が走っていた
    今では、廃線となった旧美幸線こそ、日本では1、2位争っていた赤字路線であった。
  4. 主要産業は林業と木材加工である
    美深町には、多数の木材会社がある。

また、文中に12滝町という表現が出て来るのですが、ここ仁宇布地区には滝が多いのです。(激流の滝、高広の滝、雨霧の滝、女神の滝など・・・)
このようなことから、村上春樹氏が密かにこの地に立ち寄り、羊がいることを確認し、小説の舞台にピッタリだと思ったのではないでしょうか?

 また、赤い店「コイブ」にも、この地が「羊をめぐる冒険」のふる里ですよね?と、訪ねてこられたカップル(なぜかカップル)もたくさんお越しくださっています。ここで、やっぱり私だけの思い込みではないと感激してしまった次第です。
是非、みなさんも一度、この小説をお読みいただければと思います。きっとあなたも、不思議な世界に吸い込まれてしまうことでしょう。
そして、仁宇布にいらした際には、私たちの松山農場で育てた羊に触れ、肉、羊乳、アイスクリーム等をご賞味ください。
これであなたも羊男!!